ITインフラのプリセールス担当をしています。

選択肢の多いITインフラ中から最適は何かを考えています。

ストレージのクラウド移行のための判断基準

オンプレからクラウドにストレージを移したい相談を受けることがありますので書いてみます。

業務データはストレージで管理する必要があり、日々増大するデータに対応した拡張やデータバックアップ、セキュリティ対策などの非機能要求を満たしていく必要があり、運用保守の手間や費用もかかります。これらを解決するためにはクラウド移行も選択肢となります。
ただ、クラウドはIaaS,PaaS,SaaSのがありクラウドベンダーによりサービス内容も異なっており、さらにハイブリッドクラウドの形式もあるため、しっかりとした検討を行うことが重要になります。
そのため、今回はクラウド移行を企画段階での判断基準を書き出してみました。
ハイブリッド

判断基準(企画段階)

1.なんのためにストレージをクラウド移行したいか明確か

クラウドへのストレージ移行で実現したいことは何かを、数値目標として持つことが重要です。

+2.現状が把握できているか

社内でのストレージ使用の実態を把握する必要があります。必要容量を把握するとともに、レスポンス性能やバックアップの要件を整理する上で重要です。また、利便性とセキュリティとの兼ね合いも検討しましょう。

+3.経営目的と合致するか

経営目的と合致するのか検討することは重要です。これをすることでストレージのクラウド移行が個別最適となってしまうことを防ぎます。